2013年11月6日水曜日

Moonのトミーみたいなのが登場するボドゲー タマネギ王国VS影の軍団

ゲームマーケット2013冬出展してまいりました。

ゆるぼ出張所プレイテーブルにて/たんたん(中央)ZUNさん(右)ジャガサーガ(中央下)

こんちわわ。旅人でゲームデザイナーでオニオンゲームスを主催しております木村です。またまた、インディーゲームの祭りに参加してきました。
しかしこれ、インディーはインディーでも「ボードゲーム」の祭りです。

せっかく参加するのだから、何か作って持っていこうと突然、思いまして、、。
祭りの前夜祭的に、ゲームを作ってみました。
しかしこれ、なかなか大変で。結局おっちゃん徹夜しちゃいました。アホだね。健康に悪いよね。
でも、いいんだよ別に!

一晩でゲームを作るまでの短くて長い道のり

STEP1 開発時間 24時間と宣言してルール検討開始 土曜夜
お題 「ハサミ将棋がすきだけど、なんか嫌だから変えてみよう!」
と、まずは自分にお題をだし、好きなところと嫌いなところを書き出してみました。
好きなところ)
はさんで倒すというルールが単純で、いい感じだ。
動きが全部飛車なので、簡単に遊べる感じがして、なんかいい。
敵の向こう側に行くと、横だけじゃなく縦に挟める可能性がでて、戦略がちょいひろがる
嫌いなところ)
お互いが守り続けると無限
終わりまでが長い
すみっこにかたまるとどうしようもない
STEP2 テストにつぐテスト
ここで、色々アイデアをだして、テストしてみます。角をいれたらどうか?とか、盤の大きさを9×9より小さくしてもいいんじゃないのか?とかです。ここが一人だと超きついです。だから仲間必須。
STEP3 ルール決定
 1)盤の大きさ 7×9
 2)駒の種類 黒軍団 白軍団それぞれが7個の配置して開始
王1個
ナイト2
兵士4
※全部飛車の動きだが、ナイトだけ敵を一人飛び越える動きを選ぶ事もできる
※移動した元の位置にすぐもどしちゃだめ。
3)駒の倒しかた
 相手を上下か左右でぴったりと挟むか、
 動けない状態に追い込むと倒せる
4)勝利条件 王を倒す又は 敵を3人倒す。
ルールメモ
ゲームイメージ
STEP4 材料をそろえる
100円ショップのダイソーに日曜お昼に買い物に。

材料費、固まる粘土とランチョンマットで700yenくらい




STEP5 駒を作る
オニオンキング
黒い方の王様
(黒いトミー)

自分の無意識に沈み込んだmoon時代からある、不思議な生き物をつくっちゃってね、ちょっとオセンチな気分になりました。
「トミー、おまえはトミーじゃないか。ひさしぶりだなぁ!」おっちゃんは、涙で粘土をこねましたとさ。(嘘)



STEP6 ボードを作って駒をのっけて、ついに完成 朝5時終了!!

そして、僕が今回ゆるぼ出張所にもっていったゲームはこれです↓じゃじゃん!!

ネオハサミ将棋
タマネギ王国 VS 影の軍団


はぁ、完成してよかったよかったと。


ボードゲームを遊ぶ理由
さてと、少し話しはかわりますが、、僕はボードゲームの集まりが大好きです。ゲームが僕に与えてくれる新しい感覚や発見が好きなのだと思います。何かデジタルゲームを作るためのヒントがここに沢山あるような気がしてるからかもしれません。

特に、プレイヤーが顔にだす喜びや、苦しさを見るのが、たまらなく好きなんですよね。

悔しい顔
達成感の出てる顔
疑惑でいっぱいの顔
信頼してます!
攻撃するぞ!
固くいこう。。
色々な顔が僕の前に出てくる。

自分にたいしても他の人にたいしても、僕は「あ、人間ってこんな反応するんだ!」と感じるのが嬉しいのです。

大人の遊び方と子供の遊び方の違い?
そして、今回、ゲームマーケット「ゆるぼ出張所」の試遊テーブルで面白い発見をしました。「大人」と「子供」の違いです。
僕のこのヘンテコ将棋を遊ぶときに、なんか大人と子供で遊び方がかなり違うんですよね。

大人達は駒を動かすのに、絶対とられないように、次の次まで考えて、ノーミスでいこうと必死になる。
無茶苦茶真剣に考えるので、お互い超長考になっちゃうんですね。
「いや、遊びだから、、気楽でいいんじゃないの」と何度も心の中でつぶやきました。

しかし、子供達は駒を動かすのに、さくっさくっと動かして、あまり悩まない。おもいっきりがいい。というか、深く考えてない!?
すぐ負ける。負けてるのに、なんか楽しそう。んで、何度もトライする。
「もうちょっと考えてから、コマ動かせばいいのに!」と何度思ったことか、、。


でもね、これは実は、大人と子供の違いじゃなくて、
人の生き方の違いなのかもしれませんね。

失敗しないように遊ぶ大人的な性質を重んじて生きているか
衝動で遊ぶイノセントな子供的な性質を重んじて生きるのか。
そのバランスをうまくとって生きていくのか。


僕のこのヘンテコ将棋ゲームを遊んでくれてる人達を見ていると、
「では、僕自身はどうだろうか?」
「僕はふだん、どっちの生き方で生きてるんだろう?」
「今後、どうなりたいんだろう?」

、、などと、色々とモヤモヤ考えてしまうのでした。
子供って楽しそうだなぁ。いいなぁ。

おしまい
2013年11月6日
>ツイッターの作りながらのつぶやきをまとめたヤツ↓
http://togetter.com/li/585026

4 件のコメント:

  1. 王手は宣言しなくてもいいんですかね?
    すぐ決着がついて何度も遊べそうで楽しめそう。
    やりたいなー

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  2. たしかにそうなんですよ!
    相手をとれる状態ですという時に「アタリ」とか言うほうが、
    より深いゲームプレイになるみたいです!

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  3. オニオンキングまん、食べてみたいです。

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    1. 僕もたべたい!
      誰かつくってくれないかなぁ〜w

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