2013年9月4日水曜日

【インディーゲーム】TGSインディーズゲームフェス〜5つの疑問とZの小部屋〜

こんちわわ。
ゲーム大好き、トンチンカンなおじさんゲームデザイナー木村です。


なんと、TOKYO GAME SHOW


が開催されることになりました。



僕はインディーズゲームの応援&ご意見番として、このステージのすみっこの
コードネーム「ZUNの小部屋と呼ばれる場所におよばれしました。
インディーゲームフェス2013想像図
たぶん舞台のすみっこにZUNの小部屋がある筈w


一体全体、何をご意見すればいいのか、さっぱりピンと来ていませんが、ゲームが大好きで、インディーゲーム作家を尊敬している僕としては、おもしろいゲームが間近でみれるという話しを聞いて、即答で出演させていただくことになりました。

ZUNの小部屋でビールを飲む
僕、ZUNさん、大前さん
想像図

だが、しかし、コヨイコソハと喜ぶ前に、一つ色々考えてみてはどうかと思うのです。

〜5つの疑問〜
1)東京ゲームショーでやる意味あるのか?
2)東方=インディーズという図式に違和感は?
3)インディーゲーム実況は良い事か悪い事か? 
4)インディーゲーム開発者は実況されることが嬉しいか嬉しくないか
5)どこからどこまでがインディーズ?

僕の個人的な考えはこんな感じです

1)東京ゲームショーでやる意味あるのか?
有ると思います。東京ゲームショーがなんだか毎年ピンチそうだというのは正直なところじゃないでしょうか?シリーズものが多くて新鮮さがなくて、海外からの取材も減っていると小耳にします。

でも、日本のゲームは商業だけじゃない!
ゲームという世界のほんの一部が商業なのだから、TGSにインディーコーナーができるのは意味があるんです。

そしてもしかしたら、東京ゲームショーが来年ないなんて事もあるかもしれませんよね?
ZUNさんが来年あったとしても出ないなんて事もあるかもしれません。

そういう意味でこのレアなイベントは意味アリだと思うのです。

2)東方=インディーズという図式に違和感は?
これは、実は最近ツイッターで読んでいて気がついたんですね。
東方というのは、他のインディーズのオリジナルゲームとは少し違う世界にあるようなコメントが多くて、、驚いています。

やっとこさ僕も、酒のみ友達、飲み屋のZUNじゃなくて、
世間から見たZUNの東方みたいな視野ができたところです。

僕には違和感がないんだけど、どうやら、ある人はあるみたい?
どうなんだろう??


3)インディーゲーム実況は良い事か悪い事か? 
良い事だと思います。商業のゲームが権利やなんやかんやと騒いでるあいだに
インディーゲームの実況をどんどんやって興味を持ってもらいましょう。
面白いゲームがあったら、CMとか広告とかじゃなくて、自分たちで拡散してしまえばいいんです。その力がゲーム文明を滅ぼさないし、面白いゲームをみんなで共有できる方法だと思いました。

ただ、全部実況したりしないでほしいなぁ。買う楽しみが減るから。。

4)インディーゲーム開発者は実況されることが嬉しいか嬉しくないか
実は、この話しを最近何人かとしました。チャットとか雑談レベルですが、、
なんと、実況されたくないという開発者はいがいと多いのです!!ということはですね、インディーゲームの実況も作者に声かけるくらいのマナーはいるんでしょうな。インディーゲームの開発者のみなさん、どうでしょうか?

5)どこからどこまでがインディーズ?
僕の考えはこんな感じです。
どこまでが同人で、どこまでが商業で、インディーってなんなのか?っていう疑問は
実は意味がないんですよね。
開発者の区分けとしては、図にできるんですが、、

実際お客さんからすると、面白いものが遊べればどうでもいい。
という感じだと思うんですね。

では、そういう事なら、全部、混ぜ混ぜにしてしまえばどうでしょうか。
独自性があって、オリジナルで、小さな独立形集団や個人が作ってたら、全部インディーズゲームってことでいいんじゃないかと思うんです。

たとえば、僕はこのインディーゲームフェスティバルに
KICKSTARTERで資金集めに成功している人たち
稲船さんとか植松さんも、インディーズですということで、来てもらえばいいんじゃないかな??
稲船さんにMighty9の事を直接しゃべってもらいたいと思っているファンは、僕以外にも沢山いるとおもう。でもこの状況で、普通のコンシューマーブースで稲船さんがしゃべるとか変だよね(笑)絶対なさそう。

商業ドロップアウト組でキャンプファイヤーのモンケンチームが出るんだったら、KICKSTARTER成功組もでていいんじゃないのかな?

これはコミケでもなくビットサミットでもなくTGSの一角にある新しい
イベントなのだから、そんな事がおこっても不思議じゃないのでは??


最後に
色々ごちゃごちゃ書きましたが
なんにせよ、商業一辺倒だったTGSでこれがあるというのは、
ちょい革命な感じじゃないでしょうか?


このインディーゲームフェスinTGSが、同人も商業もみんなふくめて、面白いゲームをつくる為に人生かけてゲーム作りしている人たち、真にゲームが好きな人たちが集う場になるとしたら最高だと思いました!


そして、目をとじて想像しちゃうんですが
もしかしたら、今この時すでに、商業とか同人とかインディーとか、規模の大小関係ない、プロアマ関係のない
「面白いゲームを作るのは誰だ!?」という
静かな戦いがはじまっているのかもしれないです!!!

ジャジャーン

ジャジャジャジャーン

そんな戦いに興味のある方は
こちらへどうぞ↓↓↓↓↓



TOKYO GAME SHOW

日程 9月21日 22日 
場所 幕張メッセ9ホールにて、


旅人でゲームデザイナー 
木村祥朗




4 件のコメント:

  1. ゲーム実況される事が嬉しいかどうかは、実況する人次第ですね
    ゲームの内容がわかってない人に「何これクソゲーw」とか
    酒飲みながら言われても、別に嬉しくはないものです

    面白いゲームだったとしても、それを楽しく遊ぶ事ができる人が
    プレイしなければ意味がないものです

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    1. コメントありがとうございます!
      僕はご意見番という事で、ゲーム実況する予定はないんですが、たしかにそうですよね。
      ゲーム実況する人側の腕前が問われちゃうわけですよね。

      これは大変そうだw

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  2. >独自性があって、オリジナルで、小さな独立形集団や個人が作ってたら、全部インディーズゲームってことでいいんじゃないかと思うんです。

    これって面白い話で、海外だとそもそも個人制作者同士が集まれるイベントや、日本の同人ショップのような物理媒体のインディーゲームを置いてくれる店などが皆無のため同人というカテゴリ自体が無かったり、
    日本のスクエニ、セガ、コナミ、バンナム、コーエーテクモ、レベルファイブ…といったサードパーティの大手パブリッシャー兼開発会社が無いので、

     インディー(個人から中小デベロッパーが作ったゲーム)
     商業(大手企業が予算を出した大規模AAAゲーム)

    といった区分になっているみたいなんですよね。
    海外の大手インディーサイトを見ると

    Indie or commerical?(インディーか商業か?)
    http://www.indiedb.com/polls/indie-or-commerical#comments

    と言った投票ページがあって、コメント欄を読むと
    「AAAはお金のためで、インディーは芸術のため」
    「ゲームはアートで、アートはプライスレスなんや…」
    「ゲームを作ることは良いことだし面白いけど、十分な支援が無けりゃ糞だしつまらなくもなるんだよ!!!」

    と、日本の同人と商業の話でもよく見るような(?)やり取りが書き込まれています。
    僕自身は会社で制作している風ノ旅ビトやMineCraftがIndie Gameと紹介されているのを見て、「何だ、インディーゲームと日本の同人ゲームは全然意味が違うじゃないか」と思っていた人間の一人なんですが、
    「インディー」という単語が英語圏でこういう使われ方をしているのを見ると、日本でも

     同人・商業独立組 ∈ インディー

    という区分で良いんじゃないかと思うようになりました。
    ちなみに僕はコミケからゲーム制作を始めた人間ですし文字数も2.5倍違うのでこれからも積極的に同人の方を使っていきます。

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    1. 書き込みありがとうございまっす!

      最後の「ちなみに」のところ、いがいと重要ですよね。
      インディーズっていう言葉の文字数が同人の2.5倍の話、実は僕もうっすら気にしてましたw

      ****
      インディーズという言葉の味わいの話なんですが、分類という事じゃなくて、
      感覚的な意味では「作家性のロマン」じゃないかなーと思うんですよね。
      僕は同人でもインディーズゲームでも、作者の顔がみえる作品を見たいんだとおもいます。
      自分自身も僕が作るなら僕の思想や感覚がみえるものだといいなーと思うんですよね。

      ゲームの商業作品だと、むちゃくちゃでかい集団で作るわけだから、「僕が作った」なんて言いにくいですしね、実際、面白いゲームでも、その作品は誰が考えたのか作ったのか、さっぱりわからないものもありますから、それが残念なんだろうなー。

      「この作家がこういう癖で作ったんだー」「この小チームがこういう癖で作ったんだー」と見えたほうが、なぜか面白いんです、
      だから、インディーズにはロマンがある。

      そういう意味では「ゲーム開発の勢力図」という真面目?な図をこの前ブログにのせましたが
      実はあの図は今を表しただけで、来年どうなってるかはわからいません。

      だって、そういう作家性を持った人たちが、商業にも同人にもスマホゲームの世界にも、実はいっぱいいるかもしれないからです。隠れた作家達が動き出すと、開発者の地図はがらっと姿を変えてしまうかもしれないです。(笑)

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