フジカ*火曜日の書架
第一夜
デイヴィッド・ペピンが妻を殺すことを 始めて夢見たとき、
その夢想の中で、
自らが手を下すことはしなかった。
彼は、好都合な神の御業が顕われるのを 夢見た。
藤川 ・・・(あたりを見回して) ロボはいないな・・
ああ、どうもこんばんは、
ニンドリのフジカことロボ操縦士の藤川です
ニンテンドードリームの編集をしている、
ということでこのブログでは、
「夢」の日記を連載する、ということになりました
・・・が、今週は問題が発生しまして
夢、見てないんです。なんでかって?
仕事がいそがしくて、ほとんど寝てないの
(あ、察しのいいあなた!
さすが、お気づきですね
左様。今週、校了なのです。
だから、寝れないくらいの忙しさ)
しかもさー、『ピクミン3』とか
僕の大好きなゲームが発売直前だったりして
まあとにかく忙しいから、夢なんてみてない
ドリームの人なのに(白目)
でも、いっそこの際、
ドリーム=夢ならなんでもいいじゃないか!
あるある。あるわ! あるわよ
ドリームな夢な話題・・・
僕は、読書が趣味で、
とくに幻想文学が好きで
けっこう読んでいるんですが、
最近すごいいい本と出会ってね、
これが「夢想」がキーワードの物語なの!!
もうほんとね、これ、
お裾分けしたい気持ちでたまらない僕がいる
でも誰にも教えたくない、相反する僕もいる
まあ、ほんとうのほんとうは、
誰にも教えたくないんだけど・・・
ポリポリ☆クラブに来てくれる、
そんなステキなあなたにだけさ、
こっそりといい感じの、この「夢想の物語」を
お教えしておすすめしてしまおうかな、
と思っております
(夢もみてないし、ね)
夢は夢でも、「夢想」の物語!
ということで、その本がこちら
『ミスター・ピーナッツ』
アダム・ロス 著
谷垣暁美 訳
国書刊行会
この物語は、ある夫と、
その妻のラヴ・ストーリーであり、
お互いへの殺意を描くミステリーでもあるという、
相反する感情を同時に描いた、奇妙な構造の小説です
主人公のデイヴィッドは、ゲームデザイナーであり、
かつ小説家でもある男
彼は、妻アリスに深い愛を抱いていました
ですが、と同時にアリスの死を、
繰り返し「夢想」せずにはいられなかったのです
やがてアリスは不可解な死を迎えます
そして、デイヴィッドは容疑者となるのでした――
どうでしょう
あらすじだけでも、ゾクゾクするこの夢想の物語、
重要な登場人物すべてが「同じ」背景を持っていたり、
「この小説を終わらせる」と予告する殺し屋の登場など、
愛と憎悪が何重にも折り重なって展開する、
まさに迷宮のような物語です
主人公が、ゲームデザイナーっていうところも、
いいでしょう?
気になった方は、ぜひ読んでみてください
ほらほら、そんな似たようなゲームばかり、
退屈でしょう?
フフフ・・・
では、また来週
はみ出してる!
返信削除アナーキー!
はみちゃん!
削除これおもしろそーよんでないわー
返信削除わたし木村さんに読ませたいわよ! スティーブンキングとかも好きなんだそうですじゃー
削除これは藤川の本棚かしら?
返信削除おもしろそうな本がたくさんあるわね。とても藤川らしいわ。
マイルームの本棚です。壁一面が全部本棚になっているんです・・・フフフ
削除関係ないけど、この本のツイートしたら・・ 戸田さん(MOTHERのシナリオに関わってるすごいおもしろいお方)がポチったってリプがきましたw
返信削除