2012年4月26日木曜日

ドロッセルマイヤー ワークショップ


こんばんわ。おじさんになっても旅人でゲームデザイナーの木村です。
つい最近のおもしろできごと書きますよー。
4月21日土曜 中野ブロードウェイのドロッセルマイヤー、
ボードゲーム屋さん主催のワークショップが開催されました。
なんと「ボードゲームをつくるワークショップ!!」

うーん、ひとこと、感想をいうとしたら、、オモロキンテでした。
ワークショップ序盤で宣言されたお題は「歯みがき」
そして、アイデアがドンドン展開して
序盤>麻酔を打って麻痺させてるあいだに
  >猛獣の歯を磨いていこうぜ!
  >でもしっぱいするとガブっとかまれる!
中盤>歯ブラシの角度でってルールにしてみる
中盤>やっぱり数字書いてあるカードでルールづくりしてみる?
ラスト>っていうのをとりあえず、テストプレイ!
   >調整>プレイ>調整>プレイ!
   >絵柄決めようぜ!タイトルきめようぜ!!
こんな感じで進行しました。
怒濤の4時間でした。
      
そして完成した
ゲームのタイトルは「ドラゴン歯磨き」
※↑写真はその議論の流れで私がとりとめなく制作した謎のゲームボード。
まったく完成したゲームルールとは関係ない没案。あはは
「がぶっといくところを表現してみました。」by木村


いやぁ、なんていうか20人で相談ってどうするのかなーとちょっと
不安だったんだけど、できた。完全にゲームっぽいものができた(笑)
芸術は爆発だとはよく言ったもので、ゲームルールができあがる様はまさに爆発的。
一人なら、ゲームのルールって短時間でとりまとまるのはあたりまえなんだけども
それを20人で意思統一したという流れが、、すごい。小さく何度も、みんなの脳みそが爆発してはひらめいて、でもってそれを整理する司会者の腕前!いかったわー。
しかも、お題が出た後の全員共通のルールはこれ。
●決定はどんなにおもしろくなくても多数決で決めます。
決まったら、それで進めます。
おもしろかろうがなかろうが、完成させます
という恐ろしい「ドロマイの掟」が指定された。一瞬目が点になったが、これ、なかなか的を射ている。
「そんなの仕事じゃ無理!」とかいう人いると思うんだけど、これ僕はすごく共感できたなー。
なぜかって?それは集団でものづくりする場合において
非常に良いことをいっているからです。
「シンプルな単一のルールの宣言」とか
「決断は多数決と最初に規定する」とか
ここらへんってすごく共感できる。
現場が進まない場合、「ルール」をたくさん決めるのは自殺行為で
できるだけ「みんなすきにやれ」「自分の能力をつかいきれ」「妥協するなー」
という前提のもと「一個だけまもってもらっていいかな?」みたいなほうが
結局精密な法律を何個もつくるより、仕事が進んだりするもんだし。
そして、「決断は多数決」というのも、なんか一見荒っぽいルールのようだけど、
「一番最悪な状態」を回避してる。
集団でものづくりしてるときに、一番最悪な状態ってなにかというと
「決まらない」だ。
この人の決断にあわせましょうとか、多数決で決めようみたいな
なにかしらコンセンサスとれてないと、個性のある人間どうしが暴れて、ただ混沌とした野生の空間ができるだけだったりするものなのです。
そういう最悪状態はこのワークショップには皆無。
その場にあつまってるおもしろ人間たちを
機敏に統率する司会者は
さながら、サーカスの猛獣使いのような勇ましい人でした。
ブラボー ミスタードロッセルマイヤー
よーし、なんかボードゲームつくろー。
今作ろう。今だ!今よ!
ねむたいけどね!
あれ、あくびがでてきた?
あー、ねむいんだ、わし、、。
だ、だめだ、まず寝よう。
おやすみなさい。
ほな、夢の中でゲームつくるとするかなw



1 件のコメント:

  1. 美桜ちゃん(mio_mio_chan2012年4月26日 5:59

    おはようございます(^○^)
    ポリクラのボードゲームを作りましょう♪
    カレーを食べてサイコロ2倍、とか
    プチコンでゲームを作り始めて1回休み、とか
    ラクダに乗ったので3つ戻る、とかw
    ダメですかぁ?(^◇^;)

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