2013年8月3日土曜日

【タンタンの暴言】おすすめ夏旅2013




「ロード・オブ・ザ・リングってドラクエみたいだね~☆」

「マジ、パクリじゃねーのッ!?」



…学生時代、映画館でとなりに座ったバカップルの会話に


「トールキン先生に謝れ!今すぐ謝れ!オークに小突かれて滅びの山の火口に落ちてしまえ!」


と、拳を震わせて静かに激昂した僕ですが、最近年齢のせいか、すっかりそういうのが気にならなくなってきました。

後輩からPCエンジンってアンリアルエンジン的なものですか?」などと素っ頓狂な質問をされてもニッコリ笑顔で返せるし、カメバズーカってカメックスのパクリくせえ」などと風見志郎を冒涜するかの如き発言を耳にしても微笑んで聞き流すことができる「大人力」を身につけました。


そんな僕ですが、

ついに、





「うをっ!この街、ドラクエみてえ…」



などと恥ずかしげもなく口走れる境地に達することができました。
ニルヴァーナ!






…てなわけで、先週は予約投稿での更新となりましたが、無事に旅から帰って参りました。


今回行ってきたのは、クロアチア共和国
バルカン半島に位置し、アドリア海に面した、九州よりもちょっと大きいくらいの自然豊かな国です。

キックボクサーのミルコ・クロコップの出身地でもあります。

旧ユーゴスラビアからの独立国のひとつであるクロアチアは、国内の多数派であるクロアチア人と少数派であったセルビア人の間での内戦が長く続き、1995年に戦闘が集結するまでに多くの犠牲者を出したという凄惨な歴史を持っています。僕が前回訪れたのは2001年のことでしたが、その頃の首都ザグレブは、物乞いをする孤児や戦傷者が多く見られ、古い東欧車の排ガスの臭いが立ち込める、灰色の街でした。





2001年に買った絵葉書。当時の僕の中では、こういうイメージ。





しかし、12年ぶりに訪れたザグレブは、見違えるほど明るく活気のある街に変わっていました。







きれいになった駅前通り。きちっと定刻通りやってくる市民の足、青いトラムには、最新式の磁気カードで乗り降りができます。ラクガキもほとんどありません。




市内に観光客も増え、中国やドイツからのツアー客とも何度かスレ違いました。
おみやげ屋さんやレストランも賑わっています。




あまりの変化に「ホントに同じ街なのか?」と、戸惑うほどでしたが、活気を取り戻したクロアチアの人たちを見て、目頭が熱くなる思いがしました。


また、前回は治安の問題(未処理の地雷など)で行くのを断念した、中央部~南部へも行くことができました。




信じられないくらい青く澄んだ湖と、大小の滝が見られる、プリトヴィッツェ湖群国立公園。世界遺産にも登録されています。(ちなみに写真は、一切彩度などいじってません)


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こんなに美しい場所だけれど、まだまだ、メインルートを外れると、未処理の地雷原が残っています。紛争終結から18年が経ちますが、内戦の傷跡は、まだ厳然として残っているのだと感じました。



そして今回、念願かなって、ずっと行きたかったクロアチア南端の町、ドブロブニクを訪れることができました。






「アドリア海の真珠」とも呼ばれるドブロブニクは、街自体が世界遺産に登録されています。
海と山に挟まれた天然の要害であり、オレンジ色の家々が立ち並ぶ、美しい街です。




しかしこの街も、紛争で大きな被害を受けました。街中が爆撃で破壊され、一時は世界遺産の登録が剥奪される危機もあったとのこと。陽気な地元の人達を見ているとにわかに信じられませんが、十数年前に↑の通りが瓦礫の山になっている写真を見たことがあります。



目に見える場所はほとんど復興が進んでいますが、ところどころに、砲撃の痕跡を見つけることができます。


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治安も交通の便も良くなり、観光立国として再生を果たしたクロアチア。みなさんも機会があったら是非、行ってみてください。英語もかなり通じるので、旅しやすいですよ。


ではまた来週!




4 件のコメント:

  1. ポルトガっぽいですね

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  2. 紛争の影が残ってるものの、凄いのどかで豊かで素敵な場所ですね!!
    確かにドラクエの街みたいですww
    僕もこんな所行って心身ともに癒されたいです

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  3. 紛争の歴史があるからこそ、今の賑やかさや美しさがより価値を持つという面はあると思います。
    ギリシャあたりはいま治安が悪いので、アドリア海あたりを旅をするのであればクロアチアおすすめです!

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