スパイクチュンの
「インディーセレクション」という
一枚のWEBページの意味
コンチワワ。旅人でゲームデザイナーの木村です。
この前、ポリポリイベントで、話をしてました
「インディーゲームとパブリッシャーの関係」の話。
ちょっと気がついたことがあったので、書いてみますね。
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パブリッシャー スパイクチュンが
”Indies selection”と銘打って、WEBを発表しとる。
さて、みんな、このページどう思う?
http://www.spike-chunsoft.co.jp/indies_selection/
僕はインディーってのをハヤリ言葉のように
使い始めたという以上に感じるものがあった。
***
日本人が日本人なりに持っているインディーやら同人のイメージが
また一つ違うフェーズにうつるような、そんな予感がするページだった。
これを前向きにとらえるか、後ろ向きにとらえるか。
人それぞれだろう。
僕はなんだか、不思議な気分だ。
嬉しいような、嬉しくないような。
☆
今年のBITSUMMITの時にこんな声を聞いた。
なるほどなという意見だった。
「インディーゲームの世界が、TGSなどに見られるような、
商業の場と同じになるのはいかがなものか?」
しかし、いかがなものか?と判断する間もなく
世界は動いてしまっているのだった。
そして、インディー作家は「好きなものを作る!」というだけでなく、
自分たちのアートで生業となるのを目標にしている場合が多い。
だから、当然、ゲームが売れる方法として
「パブリッシャーと組む」はありの筈なのだが、
日本ではこの話をしても
あまりピンときて会話にのってくれる人が少ない。
☆
しかし海外のヤル気な奴らと日本のパブリッシャーは
普通にこの手の作戦に興味津々なのだ。
日本のパブリッシャー側は
「面白い海外で成功したインディーを売る」という魅力があり
海外インディーズは
「日本語版にローカライズして宣伝してくれる会社」に
魅力がある。
海外のインディーが、「ライセンスアウト」することによって
日本パブリッシャーの宣伝力をつかわせてもらい、
日本という戦いの場におどりでる作戦。
漫画の出版と作家の関係に似た状態ともいえるかもしれない。
(しかし、外国作家と日本のパブリッシャーでかよ!)
これが、今まではさらっと
マイナー洋ゲーをローカライズして発売してた
ゲームのパブリッシャーが
見えるように、「インディーセレクション」と表示して
海外ゲームを
発売しちゃうことにしたのだった。
これが、はじまったことが出来事として大きいのだ。
☆
そして、これからの戦いの場とは、
「ゲーム大好きユーザー」をとりあう戦場という意味なのだ。
パート2やシリーズものにへきへきしてる人達、、
”新鮮なものを味わいたいゲームユーザー”のとりあいだ。
その少ないコアユーザーを獲得し合う戦い。
その戦いに、えらく効率の良いコンビネーション、、
海外インディー+日本のパブリッシャーという組み合わせで
戦いに入ってきた。
普通に考えると、この手の戦闘部隊がうごめく日本のマーケットで
小さな日本人集団が、日本の中だけで「売る」という選択は
インディー商売的には難易度がもっともっと高くなるだろう。
だから普通に考えると、「外国のゲームが日本で売られる」の逆
「日本のゲームを外国に売る」を
独立系のインディー集団がやってのけないと、
勝負にならないかもしれないのだ!
すなわち
「ローカライズして世界のマーケットで戦う。」
がやっぱり正解かもしれないのだ!
ん?
あらら。
なんと壮大な言葉だろうか。。
そっちの道もイバラじゃないか!
あらららら
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と、まぁ、色々感じちゃったので
ひっさびさにBlog
書きましたが、わしの頭で、この手の事を考え始めると、、アカン!
宣伝とかゴチャゴチャ考えると、ぶれる!
だから、今はゲーム作る事に集中せなアカン!
そして、
面白いゲームをつくるのが正解だと。
それが大事だと。
そのあとに道は見えると。
そう信じたい。
それが一番、自分にとってもお客さんにとっても、
良い事なのだから。
未来はわからん。
今はまだ旅の途中なのだもの。
前にすすもう。
面白いゲームつくらねばね。
つづく
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